車椅子下肢に大きな障害が残ってしまった後遺障害の中でも、機能障害は下肢が持っている能力を発揮できなくなった状態を指します。下肢の一部を失ってしまうようなことが欠損と呼ばれていますが、なくなってしまった部分は二度と元には戻りません。

機能障害の場合には、欠損ではなく、神経の断裂によって動かなくなってしまったり、骨が変形してしまったりしことで下肢の機能を発揮できないような状態を指します。機能に障害が出ている状態で、後遺症として残っている状態です。

後遺障害には、用を廃したもの、著しい機能障害、機能に障害を残すものというわかりにくい独特の表現があります。状態によって分けられているものですが、実際には表現がわかりにくいだけでそこまで複雑ではありません。用を廃したものが最も重い状態で硬直して動かせない状態です。神経断裂など動かせないので、自分の意思で機能を発揮できません。10%程度の能力しか発揮できない状態と解されますが、人工関節などを使った場合50%までは認められる特徴を持っています。機能回復を目指すということは、日常生活を考えれば当然の対応となってくるのですから、この50%は重要な意味があるでしょう。

最も重い機能障害